2023/09/30
2023/09/30
私が知るところによると、彼は今週他人の死に涙を流した。
もちろん善行としてではなく。
ものごとは、上へ下へと変転している。それなのに、起こりうることならいずれは起こるだろうと備えていないなら、きみは逆境の力に屈してしまう。しかし、その姿を先んじて捉えるなら、だれでも逆境を打ち砕くことができるのだ。
(セネカ「心の安定について」)
晩年のほうは書いてあることにピンとこない、いやセネカ自身は己が言うままに生きようとしていけたかもしれない、しかしセネカが書き遺したことをかいつまんで取り入れようとする目上の人間には用心しなければならない、搾取の理由付けになりうるから……などと言い訳しながら読むのを止めつつあったが、この引用部が含まれる節は近年生きていてどうしてこれに気が付かないんだろうって他人に思ってしまいがちな内容で、納得するとともに、私は自分の調子の良さにも警戒せねばならないと思っている。
(ここまで17:34更新)
「他者に対する深い思いやり」この意味での愛情が、私が行使できていない愛情にほかならない。
(ここまで21:07更新)